薮こぎ(初級編)

今日は、皆が楽しみにしていた "薮漕ぎ(やぶこぎ)" 初級編です。通常のハイキングでは足を踏み入れない獣道(けものみち)に足を踏み入れ、薮の中を漕(こ)いであるく事で方向感覚が、踏み固められていない土の上を歩く事でバランス感覚が、研ぎ澄まされます。

 ここまでの話を読むと「ちょっとハードルが高い」と思うかも知れませんが、実際に体験してみると、いやいや。少し違います。隊長の「ここは俺の庭じゃ!」と言わんばかりの軽い足取りと、冗談を交えたナビゲーションに従い、付いて歩いていると、いつの間にか、普通の山道では物足りなくなっている自分に気付きます。

 子供たちは薮漕ぎに慣れると、普通のハイキングコースに出た時は、走って登り降り出来るようになります。隊長の目指す「災害の発生時に親の負担にならず、自分の力で逃げられる子供」に一歩近づく事が出来ます。

 ちょっと話が重い方向に傾きましたが...  

 

今日は先週に降った雪の影響で足場が悪く、一部通常のハイキングコースにコースを変更しました。少し残念に思いましたが、その代わり、雪の上についた野うさぎの足跡を見つける事が出来たり、雪で滑る中を助け合いながら登る子供たちを見る事が出来たり、雪も悪くないなと思う場面もありました。

 丸太橋を渡り、最後は斜面をすべり降りて、全員が二階堂基地に無事帰着しました。ちなみに、丸太橋の写真で周りに見える人影は、不審者などではなく子供をフォローする保護者の皆さんです。

 この二週間後に薮漕ぎ中級編、さらに二週間後に薮漕ぎ上級編へと続くのですが、この記事は、追ってアップします。